彼女は星の生存者、宇宙の中で一人佇む。
彼女は銀河の漫遊者、星々の間を自由にさすらう。
「目が覚めた？今日向かう世界を決めておいたよ～」
可愛い人の子！楽園のタイプライターが、「残星のさすらい人」＆「スタージャンパー」のデザインコンセプトについて紹介しているみたいよ。一緒に見てみましょう！
「残星のさすらい人」初期デザイン
隠しようがないほどの優雅さと神秘性、さらに溢れんばかりの大人の色気を加えて、ヴィタのイメージが誕生しました。デザイン当初から、ヴィタのスタイルは決まっており、「ミステリアスな悪女」というテーマを中心にし、コンセプトアーティストたちはこの衣装を考え出しました。黒一色のタイトなドレスに、青と緑の羽根をあしらったドレスの裾を合わせたこのデザインは、まるで孔雀が羽を広げているかのようです。背中の羽根のついたリングは上下で一対のデザインになっており、神秘的な雰囲気を際立たせながらも、オリエンタルな味わいを加えています。
「残星のさすらい人」最終デザイン
最後に選んだこのデザインは、服のカッティングにこだわっています。袖の不規則な透かし彫りの裁断も、片側の高いスリットも、大胆でスタイリッシュなデザインになっています。そして透け感のある黒いストッキングこそが一番のポイントで、ヴィタの大人の色気を活かした仕上がりになっています。色彩的には前の案より白が多く、孔雀のデザインの、羽の輪宝がスカートのカッティングとマッチしており、まるで羽根を広げているようにエレガントで美しく見えます。黒と白のコントラストはまるでヴィタのように、時に危うく、時に優しさを感じさせてくれます。
「スタージャンパー」初期デザイン
スタージャンパーは、本来はワープ航法のために作られましたが、後に戦闘用の機能を搭載したものへと改造され、ヴィタ専用の玩具のような武器となりました。最初のデザインでは、スタージャンパーのメインカラーは白で、千の世界に広がる星海に明るい色を添えています。六つの翼のような形をしたバックパーツも、その威厳と神々しさを際立たせています。堅牢な肩パーツの中には娑からの「贈り物」が貯蔵されており、これはスタージャンパーのエネルギー源となっています。フルパワーを出した時はアーマーパージしてオーバーヒート状態となり、青緑色の高圧電流が噴出口から流れ出し、作戦時の機動性を大幅に向上させることができます。
「スタージャンパー」最終デザイン
この案では、外側のアーマーをシャープ化することで、スタージャンパーの危険性をより強調し、ヴィタの「悪女」のイメージにさらにマッチさせています。配色はヴィタ自身の衣装の色に近く、「孔雀」のコンセプトを強める緑に変更しました。しかし、この配色では、スタージャンパーがヴィタの後ろに立っている時、彼女が見えにくくなってしまいます。なので、コンセプトアーティストとモデリング担当が何度も修正を重ねた結果、最終的に今のスタージャンパーが誕生しました。
「残星のさすらい人」&「スタージャンパー」の戦闘デザイン
外見だけではなく、戦闘関連のモーションやエフェクトも、ヴィタの優雅さとスタージャンパーのカッコよさを十分に表現できるようにしました。ヴィタがQTEで出場する時、羽根でできた蕾がヴィタを軽く持ち上げ、着地した瞬間に花びらが開き花を咲かせます。「ヴィタ、颯爽登場！」って感じですね。
二段目の必殺技を放つと、星海の向こう側にスタージャンパーが現れ、フルパワーで猛攻撃を仕掛けます。ビームを発射するエフェクトは孔雀が羽根を広げるイメージを参考にして、爆発する瞬間はド派手にしました。その後、ビームが流星群のように降り注ぎ、ターゲットの座標に直撃し、天地が震えるほどの衝撃を与えます。制作するにあたり、エフェクト担当はスタージャンパーの背後の紋章を10倍に拡大させて、より大きな視覚的インパクトを与えるとともに、スタージャンパーの強さをさらに際立たせました。
次回予告
可愛い人の子、またお別れの時間ね～。次回、タイプライターは新しい衣装「暮夜の囁き」のデザインコンセプトを紹介してくれるそうよ。またその時にお会いしましょう！